欠点豆は、ハンドピックする派？しない派？

ハンドピックはする派？しない派？

ハンドピックする派？しない派？良い質問です。

近頃のコーヒー豆は品質が良くて、そもそも欠点豆も少なくなってきているようですね。実際、DOVE BLUE で扱っているボリビア産コパカバーナ農園の豆も欠点豆が非常に少なくて、毎回計っても欠点豆の量は大体1〜2％ぐらいです。

どっちも正解、だと思っています。

こだわりにこだわって、完璧を目指すも良し。また、ほんのわずかの欠点豆で味はそこまで変わるのか？って疑問だし、店舗経営ってことで考えて人員の問題とか、その労力にかける時間の問題とか、そのコストを価格に反映するか、しないか？とか。ね。

自宅でコーヒー豆を焙煎したリ挽いて淹れる人は、少量なのでハンドピックしてみてください。結構色んな発見があると思います！

※正確には「豆の選別」であって、ピック（摘む）ではありませんが、「ハンドピック」という言葉が主流になってきているのでそのように表現しています。

以前、ある豆をハンドピックした時は、3分の1くらい落ちてしまって（笑）豆の種類や生産地によって、欠点豆が多い、少ない、と色々あるみたいですね…。

ハンドピックする豆は？

主に、黒く変色した豆、発酵した豆、割れた豆、未成熟豆、虫食い豆、カビ豆、貝殻豆あたりが代表的でしょうか？以下に、仕入れた豆から出てきた欠点豆の写真を載せますね。

それ以外にも、大きさが極端に違うものは、焼きムラができそうなので取り除いています。多少混入していても、焼き上げ後にもハンドピックすればカバーできます。

ハンドピックしていて、「これは？」と迷った時は、「その豆を自分が飲みたいかどうか？」で決めていいと思います。

時々YouTubeで、「欠点豆だけで淹れてみた！コーヒーの味は？」ってやってくれてる人がいますが、勇気あるな…。カビ豆とかのコーヒー、飲みたくないです。

ピーベリーは欠点豆？

ピーベリーって何？って話ですが、

コーヒーは一つの実から2つの豆がとれますが、何かの理由で一つしか豆が入っていなくて、形が丸くなった豆のことです。でも、欠点豆とは言えません。

本来二つに行くはずの栄養が一つに凝縮されるるので、風味も豊かです。

収穫量は全体の5〜20％だそうです。ピーベリーはハンドピックして選別するため、好んでこれを買い付けようとすると、高値となります。

ピーベリーだけを扱っているカフェが近所にあったので、そのコーヒーを飲みに行ってきました。クセがなくてまろやかでした。ブラックコーヒーでもスッキリ飲めますね。なかなか、ピーベリーを専門で出すカフェって珍しいので、貴重な体験でした。

と、いうわけでピーベリーだけを集めて焙煎してみたいので、今これを選別しています。

以上、欠点豆をハンドピックするか、しないか、についてでした。